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痛風

肥満気味の人が痛風になるメカニズム、予防法などについてまとめています。

肥満の人はなぜ痛風になりやすいのか?

痛風になる根本的な原因は、肥満の人が好むプリン体が多い食品(肉、内臓、魚の白子など)を摂取し続けているから。老廃物である尿酸を作り出すプリン体はほとんどすべての食品に含まれており、過剰摂取すると尿酸をコントロールしきれず、高尿酸血症にかかります。

肥満と尿酸値に強い関連性があることは、疫学の研究でわかっています。その目安としては、尿酸値が7を超えると高尿酸血症で、8以上は薬物治療が必要となり、高尿酸血症が足の第一関節やその他の関節、腎臓などに結晶を形成し沈着して引き起こされる急性関節炎を、痛風と呼びます。

肥満が原因の痛風を予防するには

肥満が原因の痛風・高尿酸血症を予防するために必要なのは、なによりも減量。肥満気味で尿酸値の高い人が減量すると血中の尿酸値が正常になることが多く、血糖値や血圧、血清脂質値も改善します。アルコールを飲みすぎない、レバーや魚卵など、プリン体の多い食べ物を食べすぎないことも重要です。

次に水分を多く摂って尿の量を増やし、尿酸を排泄しやすくします。1日2リットル以上は水分を摂るようにしましょう。

有酸素運動も肥満解消に効果的。反対に筋力トレーニングのような運動は酸素の供給不足に陥り尿酸値が上がってしまうので注意が必要です。また、ストレスは尿酸値を上げる原因となるので、心身の緊張をやわらげストレスを溜めないように心がけましょう。

忙しい現代人は食事の時間が不規則になりがちで、食事をコントロールしたり運動する時間もないため、痛風の発作が起きてもじっと我慢するしかないという方も多いです。そんな方にぜひおすすめしたいのが、クリニックでの肥満治療。減量のプロから自分にぴったりのダイエットメニューを提案してもらえるので健康に痩せることができます。

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そもそも痛風って?

風に当たっただけで痛いと言われるほど発作的に激痛が起こる関節炎が痛風で、ほとんどの場合、足の親指の付け根が痛みます。女性が痛風になることは稀で、30~50代の男性に多く発症する病気です。

痛風の症状

痛風の激しい痛みは数日間続き、そのうち自然と治まってきます。そのため発作原因となる「高尿酸血症」を治療しない方も多いのですが、放置していると痛風発作の再発や、腎臓の尿酸結晶による腎臓病、尿路結石などの合併症が起こる可能性も。また、高尿酸血症とメタボリックトンドロームの関連性も高く、動脈硬化も進行しやすくなります。

痛風の原因となる尿酸値の上昇について

肥満は痛風の原因である尿酸値の上昇を招きます。尿酸値が高くなると高尿酸血症という状態になり、放っておくと痛風になるので早期発見、早期治療が大切です。肥満が尿酸値を上昇させる要因を、遺伝的側面と環境的側面から解説します。

遺伝的要因

尿酸に影響を与える遺伝子は影響が強いものと、影響を与える頻度は高くても力が弱いものに分けられます。影響の強い遺伝子を持っていることはまれで、多くの痛風や高尿酸血症の人には当てはまりません。しかし、遺伝子が関係しないわけではありません。大多数の人が持っているのは、影響の頻度は高いが力の弱い遺伝子なのです。この遺伝子は腎臓の尿細管に現れます。また、物質輸送に関係するものが多いのが特徴。なかには、消化管に分布するケースもあり、消化管から尿酸の排せつまで関係している可能性があります。 遺伝子の変異や尿酸値の上昇などを促す遺伝子を、自分だけで対処するのはほぼ不可能です。尿酸値の改善には医師の指示に従い、対処していくことが重要になってきます。

環境要因

食生活

食生活の乱れは尿酸値の悪化に直結します。特に肉や海産物を好んで食べる場合は、痛風になりやすいので注意が必要です。しかし、食生活が乱れているからと言って極端に食事制限を行なうと、継続することが難しくなります。また、ほかの病気の原因になることも。無理のない程度に食生活を変えることが大切です。

飲酒

体内でアルコールを分解するときに尿酸と乳酸が作られますが、乳酸は体内に尿酸を蓄積する働きがあるので、尿酸値が上昇します。またビールなどのアルコール飲料には、尿酸の元であるプリン体が大量に含まれていることも尿酸値を上昇させる原因です。どんなアルコールも代謝されるときに尿酸値が上昇するので、痛風にはよくありません。

ストレスや運動

ストレスによって尿酸値が上昇したという報告があります。そのため、ストレスは適度に発散させましょう。また日々の運動も、方法を間違えると尿酸値が上がる結果になるので注意が必要です。特に普段行わないような激しい運動は、尿酸値を急上昇させます。汗や下痢などが原因で脱水状態に陥った場合は、血液内の水分量が低下ため、血清尿酸値が上昇するのです。

病気による影響

腎臓の機能が病気によって低下したり、血液の病気が影響したりすると尿酸値の上昇につながります。がんなどの悪性腫瘍が影響を及ぼして尿酸値が上昇し、高尿酸血症になることもあるので注意が必要です。

治療中の薬剤による影響

現在治療中の病気がある人は、薬剤の中に尿酸値を上げるものがあることを覚えておいてください。 代表的な治療薬としては、利尿薬のフルイトランやラシックス、喘息の治療に用いられるテオドール、結核の治療薬ピラジナミドがあります。さらに、少量のアスピリンも尿酸値が上がる副作用があるので、市販薬にも注意が必要です。また健康食品でも、プリン体に変わる核酸成分が多いものを毎日食べ続けると尿酸値が高くなることがあるので、適度に摂取するようにしましょう。

尿酸値はどのくらいからが危険?

血液検査によって血清尿酸値が7.0mg/dL以上になると、高尿酸血症と診断されます。 血清尿酸値の測定の場合、空腹時である必要はありません。しかし、高尿酸血症状態が常に持続しているかどうかを判断するために、複数回の測定が推奨されています。

尿酸値を下げるには

高尿酸血症と診断された場合、尿酸値をさげるために食事や運動などの生活習慣の改善が検討されます。しかし、痛風の発作や合併症が発症している場合や、尿酸値が9.0mg/dL以上のケースでは尿酸値の減少が優先されるので、薬物治療から始まることが一般的です。尿酸値がある程度低下すると、生活習慣の改善が始まります。この改善には再発防止を含んでおり、改善することで、尿酸値が上昇しづらい体へと変わっていきます。

尿酸値を下げるには

尿酸値に大きく関係するプリン体の1日の推奨摂取量は400mg未満です。以前まではプリン体の制限が主流でしたが、現在は総エネルギー量の制限へと移行しています。また、インスリンの抵抗性を高める糖質の過剰摂取にも注意が必要です。野菜や乳製品は痛風を減少させると考えられているので、積極的に摂取しましょう。

飲酒量の制限

尿酸値を安定させるには、飲酒量を制限することが重要です。尿酸値への影響を最低限に抑える目安は、ビールなら500mL、日本酒は1合、ウィスキーでは60mLです。 お酒が好きな人が急に禁酒することは難しいので、適度な飲酒量を守ってください。

参考文献

尿酸値を上昇させる要因 公益財団法人痛風財団

肥満と痛風・高尿酸血症 一般社団法人日本肥満症予防協会

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