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糖尿病

肥満と糖尿病の因果関係、糖尿病の予防法、糖尿病の症状について解説します。

なぜ肥満の人は糖尿病になりやすいのか?

肥満が糖尿病と密接に関わるのは、すい臓から出る体内ホルモンで血糖値を下げる働きをするインスリンが効きにくくなり、血糖値が上がりやすくなるからです。血糖値の高い状態が続くと、すい臓の機能性も低下。インスリンが分泌されにくくなるうえ、血糖値がコントロールできなくなるため、糖尿病を発症するのです。

肥満でこわいのは、糖の燃焼を促進するホルモンや食欲を抑えるホルモンが減少し、さらなる肥満の原因を作ってしまうこと。その結果、糖尿病の症状も悪化してしまいます。

肥満が引き起こす糖尿病を予防するには

糖尿病は血糖値が高くなる病気なので、予防には血糖値が高くならないような体質に改善し、それを維持することが大事になってきます。そのためには暴飲暴食をしないようにして栄養バランスの良い食事を適切な量で摂ること、肥満を防いで体重を適正に保つために体操や筋肉トレーニング、ウォーキングなどで常日頃から体を動かすことが必要です。

とはいえ、忙しい現代人は食事の時間が不規則になりがちで、運動する時間がないという方が多いでしょう。そんな方におすすめなのが、クリニックでの肥満治療。減量のプロに自分にぴったりのダイエットメニューを提案してもらい、リバウンドと無縁の減量ができます。

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そもそも糖尿病って?

厚生労働省の2016年国民健康・栄養調査によると、糖尿病の疑いがある人は約1,000万人と推定されています。そして同じ調査で治療を受けているのは76.6%と報告され、糖尿病とわかっていても治療しない人や糖尿病と気づいていない人が多いということがわかります。

参照元:【PDF】平成28年国民健康・栄養調査報告|厚生労働省(https://www.mhlw.go.jp/content/000681180.pdf)

糖尿病の症状

糖尿病は血糖値が高くなる程度で自覚症状がないという人がほとんどです。しかし高血糖を放置していると身体の臓器、とくに神経や血管を中心とした臓器を冒してしまい、神経障害、網膜症、腎症が起こりやすくなります。喉が渇く、トイレが近い、体が痒い、だるい、疲れやすい、食べても痩せてくる、などの症状が現れるようになり、昏睡状態に陥ることもあります。

また、足が壊疽を起こして切断しなければならなくなったり、心筋梗塞、脳梗塞になる危険性が高くなったり、虫歯、歯周病、水虫になりやすくなる、など全身に影響を及ぼします。

BMIから見た肥満の状態とは

BMIとは、体重÷身長で計算される標準体重のことです。一般的に22が理想の数値とされています。18.5未満は低体重、25以上は肥満と判定しているのが特徴。例えば、身長170センチで体重が 75キロの人のBMIを計算した場合、BMIは25になります。若干、肥満傾向にあるといえるでしょう。健康を維持するためには、適切なBMIを維持することがさまざまな臨床研究によって明らかになりました。「注1」肥満になると、血糖値を下がりにくくなり、糖尿病を発症する可能性が高くなります。そのため、肥満にならないために自分の適切なBMIを把握しておくことが重要です。適切な量の食事や運動などさまざまな面で生活習慣を直し、肥満を改善していくことが大切です。

生活習慣によってBMI数値は変わる

菊川市立病院検診センターでは、2008年から1年をかけてBMI数値と生活習慣の関係について調査を行ないました。病院を受診した6,826人を対象とし、生活習慣を調べてBMIも測定。結果、年代別のBMIでは、男性30~50代の中年層で最も高い傾向にありました。女性では、20~30代と若年層で高い数値。統計研究結果をもとにBMI値が高い生活習慣をまとめています。男性の場合、夕食後の間食、飲酒する方はBMI値が高くなる傾向にあるとのこと。女性の場合、朝食を食べない習慣がある方はBMI値が高くなる傾向にありました。他にも、男女ともに食べるスピードが早い方はBMI値が高くなっているのが特徴です。 BMI値を正常に保つには禁煙や、運動、食事療法だけでなく、ゆっくり食べることと遅い時間に食事をとらないようにしたほうがよいでしょう。

参照元:【PDF】J-Stage『生活習慣とBMIの関連について』(https://www.jstage.jst.go.jp/article/ningendock/25/4/25_626/_pdf/-char/ja)

糖尿病の診断基準(空腹時採血による数値)

糖尿病になると、インスリンの働きが弱まり血糖値が上がった状態が続きます。そのため、糖尿病の診断では「血糖値が高いかどうか」も着目して検査。正常な血糖値を計るために、食事によって血糖値が左右されない空腹時に採血するのが一般的です。血糖値とHbA1c(ヘモグロビン)値を確認します。糖尿病と診断される基準値は以下になるのでご一読ください。

正常域 糖尿病域
空腹時値 <110 ≧126
75gOGTT 2時間値 <140 ≧200
75gOGTTの判定 両者を満たすものを正常型とする いずれかを満たすものを糖尿型とする

OGTT2時間とは、ブドウ糖75gを摂取して30分、1、2時間後に採血し血糖値を測定する検査です。血糖値とHbA1cが基準値を超えている場合は、糖尿病と診断されます。基準値を超えているのが血糖値のみでも、糖尿病の症状(口渇、多飲、多尿、体重減少)が見られる場合は糖尿病と診断されるでしょう。糖尿病と診断されなくても、血糖値やHbA1cのどちらかが超えていた場合、「糖尿病予備軍」と判断され、半年以内に再検査が行なわれます。

1型糖尿病と2型糖尿病の違い

糖尿病には1型糖尿病と2型糖尿病があります。同じ糖尿病ですが、発症の原因や症状、治療法などは変わります。

1型糖尿病

1型糖尿病は、膵臓のインスリンを分泌する細胞に炎症が起こり、異常をきたしてしまう病気です。インスリンを作る細胞が破壊されてしまうため、血糖値を下げることができません。発症原因は未だに不明ですが、遺伝子や感染によって免疫機能が自分を攻撃してしまう、自己免疫疾患の可能性が高いといわれています。小児から思春期に発見されるケースが多く、生活習慣とは関係ないとのこと。原因不明の意識障害や口渇、多飲があるため、糖尿病専門診療機関での迅速な治療が大切です。

2型糖尿病

自覚症状がなく発症するケースが多い2型糖尿病。肥満によってインスリンが機能しない状態になり血糖値上がって発症します。近年最も増えてきている病気の一つ。暴飲暴食、喫煙、運動不足といった生活習慣の乱れが原因となるため、治療をする際は、食事療法、運動療法などの生活指導が導入されています。一時的に回復することはあっても、完治することはありません。

そのため定期的に通院する必要があります。1型糖尿病と違い、自覚症状がなく進行するのがこの病気の怖いところ。自覚症状がないため、生活習慣を変えようという動機が持てない患者が複数います。そのため、糖尿病患者に多い肥満傾向の方は、早期に医療機関で診察を受けることが大切。糖尿病と診断されなくても、肥満体質が続くと、後々糖尿病になる可能性が高くなります。

肥満を改善するには食事や運動といった生活習慣を改善しなくてはいけません。しかし、一人で生活習慣を変えるのは難しいもの。専門の医師やスタッフと一緒になって減量できる、肥満外来を検討してみてはいかがでしょうか。

参考文献

「糖尿病とは ―糖尿病専門医以外の医療従事者の方へ―」

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