薬物療法
薬物療法で処方される肥満薬の種類の説明やメリット・デメリット、成功・失敗談についてまとめています。
肥満の薬物療法とは
クリニックでは、食事や運動など生活指導の他にも、「薬」を使って減量に導くという療法があります。最近は、肥満治療の最初の段階でも処方する病院が増えてきているようですが、やはり薬で痩せるということは、副作用等、体に多少なりとも負担のかかるものだと私は思います。
また、薬だけで痩せようとすると、一時的に体重は落ちても、薬をやめてしまうとリバウンドを起こしやすいとも言われています。どうしても効果があらわれないときなど、使用については最終的なもの、という認識を持ってほしい、というのが私の考え方です。
しかし、精神的ケアや食事、運動等の治療を行なったうえで、補助的な処方として効果をアップさせるために薬を飲むのは、とても有効だとも思います。薬物療法を考えているなら、信頼できるクリニックに相談しながら、自分の納得のいく治療を行なってほしいと思います。
肥満治療目的で使用される薬の種類
ダイエットに使われる薬は、「抗肥満薬」と言います。よく使用される薬を一部紹介します。
食欲抑制剤
食欲を抑制するように、脳の神経伝達に働きかけることによって、食欲が減っていきます。食事の量が減ることで、体重を減少させる薬です。 《薬の名前:マジンドール、フェンテルミン、ジエチルプロピオン、フェンジメトラジンシブトラミン、ベンズフェタミンなど》
消化吸収阻害剤
この薬を摂取することで、脂肪の吸収が抑えられます。簡単に言うと、脂っこいものを食べても脂肪分の少ない食事をしたようになる、ということです。メジャーな消化吸収阻害剤は、オーリスタット、アカルボース、ボグリボースなど。ただし、脂肪を多く含む便や下痢などの副作用がありえるので、注意が必要です。
薬以外に処方されるもの
抗肥満薬の他にも、サプリメントや漢方を処方したり、点滴などを打ったり、そのクリニックによって、いろいろな方法があります。
サプリメント
医師が処方するサプリメントは、自分が薬局に行ってわからずに購入するより、体に合っていて効果が高いといえます。 ギムネマ、サラシア、黒酢、キトサンなど、ダイエットに詳しい人はよく知っている一般的なダイエットサプリの処方のようです。
漢方
漢方はダイエットにも有効です。飲み続けることで、体の状態が改善し、むくみ解消や代謝アップなどの効果が期待できます。
点滴
ダイエット目的で点滴を行なうクリニックもあります。例えば、α-リポ酸など、新陳代謝を促進してダイエットやむくみ・冷え性改善に効果のある配合の点滴を使います。
薬物療法の成功・失敗談
薬物療法の成功談と失敗談をそれぞれご紹介します。
薬物療法の成功談
- 薬物療法で苦しかったり、つらかったりということなく目標体重までダイエットに成功。13.6kg減量することができました。
- 72kgから60.5kgになり、肥満の解消とともにうつ症状が改善されていき脂質異常症もなくなりました。朝も気持ちよく目覚められるようになり健康にも自信が出てきました。
- 食べることが好きでダイエットがどうしてもできなかったのでクリニックで食欲抑制剤を処方してもらいました。あまり食べなくても満腹感を得られるので暴食をしなくなりました。
薬物療法の失敗談
- ダイエットサプリで食欲は抑えられましたがめまいがして口が渇き、身体もだるくなりました。依存性があるそうなので続けて飲むことはできません。短期間ダイエットならいいかも。
肥満外来を東京で受けるなら

肥満外来に通うおうかと迷っている方には様々理由があります。あなたに合った治療法はもしかしたら薬物療法ではなく運動療法かもしれません。食事療法ではなく薬物療法かもしれません。
東京には様々なクリニックがあり、そのクリニックによって得意としていることが異なります。
クリニック数が多い東京ならではの悩みですが、選択肢が多すぎてわからないですよね。
いずれにせよ、しっかり続けられる事。太らない習慣に変えること。この2点が大切です。当サイトで本当に悩みがある人に向けておすすめのクリニックを複数紹介していますので肥満外来クリニック選びの参考にしてください。

