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睡眠時無呼吸症候群

肥満と睡眠時無呼吸症候群の関連性と治療法、症状について解説します。

肥満の人はなぜ睡眠時無呼吸症候群になりやすいのか?

脂肪が首回りにつくと気道の面積が狭くなり、さらに腹部が肥満することで呼気予備量や機能的残気量が減って肺の機能が低下。その結果、無呼吸を起こしやすくなるわけです。

また、肥満の場合は脂肪細胞から分泌される呼吸刺激作用のレプチンが正常に働かなくなりがちで、高二酸化炭素血症を招きやすくなります。

肥満が原因の睡眠時無呼吸症候群を予防するには

睡眠時無呼吸症候群を予防するには、減量の必要があります。体重を減らすことで呼吸困難が解消され、血圧が上がり、眠りの質も高まるからです。睡眠時無呼吸症候群の治療法として挙がるのは、食事療法、薬物療法、外科的な減量手術。また、鼻や顔マスクで上気道内腔圧を外部よりも高くして気道虚脱を防ぐ持続陽圧療法(CPAP)という呼吸療法もあり、中~重度の睡眠時無呼吸であれば保険が適用されます。

忙しくて食事時間が不規則になり運動する時間もとれず、なかなか肥満を解消できないという方にはクリニックでの肥満治療を受けることをおすすめします。減量のプロから自分にぴったりあったダイエットプログラムを提案してもらえるので健康に痩せることができ睡眠時無呼吸症候群も改善することができます。

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そもそも睡眠時無呼吸症候群とは?

BMI30以上、高炭酸ガス血症(PaCO2:45mmHg以上)、睡眠無呼吸低呼吸指数が30回以上、日中の強い眠気の4つの症状が当てはまる場合は肥満低換気症と診断されますが、ほとんどの場合、睡眠中に呼吸が停止する睡眠時無呼吸症候群を伴います。

睡眠時無呼吸症候群にかかりやすいのは、喉の気道が周りの組織に圧迫され睡眠中に呼吸が止まるタイプで肥満の人。肥満以外でも下あごが小さかったり、脳からの呼吸指令の乱れが原因の場合があります。 睡眠が浅いために昼間に眠気が出て交通事故などを起こしやすくなりますが、それだけではなく心不全や高血圧の原因となったり悪化させたりするという問題も。

睡眠時無呼吸症候群の症状

睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中にかいていた大きないびきが急に静かになって突然大きないびきが始まるというような状態で、いびきが静かになった時が無呼吸の発作。眠っている本人が呼吸の異常に気づくことはなく、家族などに指摘されるケースがほとんどです。

睡眠中の頻繁な覚醒や頻尿、起床時の頭痛、チアノーゼ、下肢の浮腫、頚動脈怒張、疲れやすい、記憶力の低下、うつなどの症状が見られることもあります。

肥満は無呼吸症候群になりやすい

無呼吸症候群とは、眠っている間に呼吸が止まってしまう症状です。睡眠時無呼吸症候群(SAS)とも呼ばれており、発症する原因は色々考えられますが、肥満の方に多く見られるのが特徴。睡眠中、一時的に呼吸が止まると血液中の酸素が下がったり、血圧が急上昇したりと体に異常をきたします。しばらくすると元の呼吸に戻りますが、毎晩呼吸が一時的に止まるといった状態を放置したままにすると後々危険です。安眠ができなくなるので、不眠症、心筋梗塞、脳梗塞といった危険な病気を患う可能性があります。

日本における潜在患者数は200~300万人ともいわれていますが、なかなか自分で気付けないのが難点。日中に強い眠気を感じる、集中力が続かない、といった睡眠時のみならず日中の生活に支障をきたしている場合は、無呼吸症候群にかかっている可能性があります。また、年齢や性別によって、発症率も変わってきますので、以下を参考にご一読ください。

無呼吸症候群になりやすい性別

女性は男性よりも肥満になりやすく、BMI35以上の病的肥満の割合は、男性の2倍に達するといわれております。しかし、無呼吸発症群の発症率は男性の方が女性の2倍と圧倒的に高いことが研究結果から明らかになりました。BMI40以上の男女に限定して、無呼吸症候群の有無を調べたところ、男性は77%、女性は7%という結果に。同じ肥満者に限定しても、男性の方が圧倒的に無呼吸症候群になりやすいといえます。男女間の脂肪分布の違いや、生活スタイル(暴飲暴食、寝酒)などが男性の発症率を高めている原因といえるかもしれません。

無呼吸症候群になりやすい年齢

男女ともに、40~60代と中年世代の方が多く発症する傾向があります。年をとると、首回りやのど、舌を支える筋肉が衰えてくるもの。舌の付け根が下がってくると、あおむけに寝た場合、気道が狭くなってしまいます。そのため、うまく呼吸ができなくなり、無呼吸症候群状態に。気道をうまく確保できないと無呼吸状態になりやすいのです。加齢以外にも、肥満による首付近の圧迫も気道を狭める要因になります。結果、加齢と肥満が一致している場合は、無呼吸症候群になりやすいので注意してください。

いびき以外の症状について

無呼吸症候群は、いびき以外の症状が現れます。同じ無呼吸症候群でも、「閉塞性」「中枢性」のタイプによって症状も変わってくるのが特徴です。「閉塞性」は、呼吸運動は行なわれていますが、上気道の閉塞によって鼻や口の気流が停止すること。「中枢性」は、呼吸そのものが停止状態になります。多くの方は閉塞性タイプ。このタイプは、循環器系の病気にかかりやすくなるため、循環器病を患っている方は、無呼吸症候群を軽視しないようにしてください。

高血圧

閉塞性の患者50%以上に高血圧が見られています。さらに、高血圧患者の30%は閉塞性であるこが明らかになりました。

心不全

閉塞性は、心臓に負担をかけるため心肺機能を低下させる可能性があります。実際に、心不全患者の11.37%は閉塞性を合併すると報告がありました。心不全患者における閉塞性の割合にみると、男性38%、女性31%とやや男性に多く見られます。また、閉塞性を合併している患者は、閉塞性を治療しない場合の死亡率が、2~3倍高くなるそうです。

脳卒中

米国での研究結果によると、無呼吸症候群の患者は、脳卒中を発症するリスクが4倍高くなるとのこと。閉塞性患者の場合、脳卒中のリスクが閉塞性でない人に比べて1.97倍になると報告されています。

不整脈

閉塞性の患者の50%近くは不整脈にかかる可能性があると報告されています。特に、睡眠中の心房細動、心室性期外収縮といった心臓付近の不整脈に異常をきたす場合があるとのこと。重度の閉塞性は、不整脈の発症リスクが4培近く高まります。

まとめ

無呼吸症候群は、本人に自覚がなく発症することがほとんど。発症した場合、高血圧、心不全、脳卒中といった危険な病気を患う可能性があります。そして、無呼吸症候群患者の多くは、肥満ということが明らかになっています。健康的に長生きする上でも、肥満との決別は必須だといえます。しかし、「ダイエットのために頑張って減量しよう」と考えてもなかなか難しいもの。一人で悩まずに、医療機関を受診して最適な減量方法を探してみてはかがでしょうか。

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