低血圧
肥満は、高血圧を招く要因としてよく知られています。一方、肥満なのに血圧が低い、という人も時に見られます。肥満は、高血圧のみならず、低血圧も招く要因となるのでしょうか?ここでは、肥満と低血圧との関係について解説します。
肥満による低血圧とは
肥満と低血圧との関係を見るうえで、まずは低血圧の原因とされているものを確認しておく必要があります。 低血圧の原因には、主に以下の3つがあります。
本態性低血圧(遺伝)
低血圧を生じている人の8割が、この本態性低血圧です。原因は明確ではありませんが、遺伝的な要因は多方面から指摘されています。 外見的には痩せ型の人に多く、冷え性や内臓下垂を併発している例も多く見られます。
二次性低血圧(病気・薬)
低血圧の誘因となる病気(心不全や心筋梗塞など)を有している場合、または低血圧の誘因となる薬剤を使用している場合に発症する低血圧のことを、二次性低血圧と言います。
起立性低血圧(自律神経)
立ち上がった時に急激な血圧低下がみられる症状。自律神経の調整がうまくいなかい人に、起立性低血圧が生じる傾向があります。
以上3点が低血圧の主な原因です。遺伝か、病気・薬か、自律神経か、いずれかが原因となり低血圧を発症します。いずれのタイプの低血圧においても、肥満だから発症しない、という根拠はどこにもありません。 注意すべきは二次性低血圧。肥満によって心不全や心筋梗塞が誘発された際、血圧が急激に低下する恐れがあるので注意が必要です。
肥満による低血圧を予防するには
たとえ肥満であっても、遺伝的要因や自律神経の問題があれば、低血圧になる恐れがあります。症状を改善させるためには、いずれも医療機関で適切な治療を受ける必要があるでしょう。 一方、肥満によって誘発された病気が原因で低血圧を生じている場合、ともすると非常に危険な状態が突発することもあるため、早急に肥満解消のための行動をとるようにしてください。 肥満による低血圧の予防法には、主に以下のものがあります。
医療機関を受診する
肥満でありながら低血圧の場合、可能性は高くないものの、心筋梗塞や狭心症の前触れかも知れません。低血圧の原因を特定させるため、速やかに医療機関を受診するようにしてください。 診断の結果、肥満との関連はない低血圧と判断された場合でも、肥満が招く他のリスクを回避するため、改めて肥満外来などを受診して体重を落とすことを考えてください。
生活習慣を見直す
医療機関にて何らかの治療が行われることになった場合、主治医から生活習慣の見直しを助言されることになるでしょう。具体的には、糖質を控えた食事内容への変更、有酸素運動の習慣化、禁煙などです。 生活習慣を改善させて肥満を解消すれば、貧血のみならず様々な健康リスクが低下します。
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